方言と葬儀と風習

九州の葬儀事情と風習


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九州の今も残る特殊な葬儀の風習

福岡の葬儀の風習として、出棺の際に故人の愛用していた茶碗を割るしきたりがあります。また、一部地域には、出棺の際に近親者で棺を持ち、3度ぐるぐる回すというしきたりがあります。これは、棺を回すことで故人の方向感覚をなくし、家に戻って来られないようにするためです。迷いなくあの世へ旅立って欲しいという願いも込められています。佐賀県では、葬儀の際に一膳飯と共に故人に備える「枕団子」ですが、全国的には6個ですが、一部では49個もの団子を作ります。これは、49日の法要まで1つずつ食べられるようにとの優しさが込められているようです。また、「放生の儀式」というのがあり、空に鳥を放ったり、池や川に魚を逃がす風習です。生き物を助けることで、故人があの世で少しでもいい思いができるようにとの願いが込められてます。

沖縄の今も残る風習について

日本の一番南に位置する沖縄県。歴史的背景も他の県とは異なるので、風習もかなり特徴があります。枕飾りには、花や一膳飯の他に塩と味噌、まんじゅう、そして沖縄独特の豚の三枚肉が供えられます。棺の大きさも全国のものに比べて長さが短く、深いもののようです。これは、故人を納棺する際、膝を少しだけ立てて濃納棺する風習によるものです。また、お墓にも大きな特徴があります。本土のお墓と比べてもはるかに大きく、形状も家と見紛うような屋根付きのものです。中は、8畳ほどの広さがあります。過去に琉球王朝だった沖縄は、檀家制度が無いため、お経などどのお寺に依頼するかは自由です。